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 メキシコ中部で起きたマグニチュード(M)7・1の地震は22日、倒壊した建物に残された被災者の生存率が急激に下がるとされる発生後の「72時間」が過ぎた。メキシコ市では生き埋めになったままの人が多数いるとみられ、各国からの国際緊急援助隊が加わって懸命な捜索活動が続く。地震による死者はこの日までに計295人になった。

 市中心部にあるビル倒壊現場の一つでは、数十人が建物の中に取り残されている模様だ。ここでは22日午前、日本の国際緊急援助隊が活動を開始。中にいるとみられる人たちの家族らが捜索の様子を見守った。

 マリセラ・サラテさん(51)は地震発生日からテントを張って泊まり込む。息子のマルティンさん(30)はビルの4階にいたとみられ、今も連絡が取れない。「生きていると信じている。ずっとここで待ち続ける」と話した。被災者の家族らが集まり、無事を祈るミサも開かれた。

 余震とみられる地震も続き、米地質調査所(USGS)によると、23日朝(日本時間同日夜)に南部オアハカ州を震源とするM6・1の地震があった。(メキシコ市=田村剛