[PR]

 韓国気象庁によると、北朝鮮北東部で23日午後5時半(日本時間同)ごろ、マグニチュード(M)3・15の地震が発生した。

 発生場所は北朝鮮が3日、核実験を実施した場所から北北西に約6キロの地点。同庁の発表は当初、M3・0、核実験の場所から南東に約20キロの地点としていたが、後に修正した。

 同庁は「自然地震」と分析しており、核実験による地盤の崩落といった可能性も低いとみている。同庁関係者は「(地震波の)音波や波形分析をした結果、自然地震との結論に達した」と語った。

 一方、中国地震局の観測ではM3・4で、震源の深さは0キロとし、「爆発による地震の疑いがある」との分析を発表した。

 同局は3日の北朝鮮の核実験の際も、今回と同様の「爆発による地震の疑い」と発表していた。このため情報が交錯し、新たな核実験の可能性があるのではないかとの臆測を呼んだ。ただ、北朝鮮の過去6回の核実験はいずれもM4以上を観測しており、今回の規模は小さい。

 米地質調査所(USGS)の観測では、地震はM3・5で、震源の深さは5キロだった。

 日本政府は、気象庁が自然地震ではないような地震波を観測した事実はないことから、「核実験の可能性は低い」と判断し、首相官邸への緊急参集も行わなかった。(ソウル=牧野愛博、北京=西村大輔