[PR]

 カナダで開かれた野球のU18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)で日本代表に選ばれた2年生2人が、チームに戻り、存在感を示している。兵庫・報徳学園の小園海斗と、大阪桐蔭の藤原恭大だ。

 報徳学園の小園は23日、秋季兵庫県大会2回戦に1番遊撃で先発し、2安打1打点で打線を引っ張った。飾磨工に13―0(5回コールド)で勝った。大阪桐蔭の藤原も18日にあった秋季大阪府大会2回戦に1番で出場。ランニング本塁打を含む3安打3打点で星翔に7―0(7回コールド)で快勝。大阪桐蔭は23日の3回戦でも三島を10―0(6回コールド)で下した。

 日本代表に選ばれた下級生は、この2人だけ。中学時代は強豪・枚方ボーイズのチームメート。W杯ではともに主力を担い5試合で中学以来となる1、2番コンビを組んだ。

 小園は遊撃で、全9試合に先発。チームトップの14安打を放った。藤原も1番打者として8試合に先発し、打率3割3分3厘と好成績を残した。

 2人はW杯での収穫について、「いい投手から打てたことが自信になった」と口をそろえる。

 主将清宮幸太郎(早稲田実)から、チームが解散する際に「甲子園に行けよ」と激励された。藤原は清宮が高校歴代で単独最多とされる108本目の本塁打を放ったときの革手袋を、小園はサイン入りバットをもらった。

 帰国後、チームに戻った小園は、代表での経験を積極的に伝えた。「清宮さんは追い込まれてからでもホームランを打っていた。打席で余裕がある」。報徳の大角監督は、「戻ってきて打撃もよくなっていたし、大人になったと感じる」。

 それぞれのチームに戻ってからも、競い合うように打つ2人。小園は「藤原は一番のライバル。中学からどっちが多く打つかずっと勝負してきた」。藤原も黙々とバットを振り続ける。来春の選抜出場を目指す上でも、ライバルだ。勝ち進めば近畿大会でぶつかる。

 次戦はともに30日。報徳学園は3回戦で夏の兵庫大会準優勝の明石商と対戦。大阪桐蔭は4回戦で大手前と戦う。(小俣勇貴