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 国内外で活躍する建築家の安藤忠雄さん(76)の代表作の一つ、「光の教会」が実物大のコンクリート造で再現され、東京・六本木の国立新美術館で27日から始まる「安藤忠雄展 挑戦」(朝日新聞社など主催)の目玉として展示される。展覧会で建築が丸ごと再現されるのは異例だ。

 光の教会は大阪府茨木市に1989年に建てられた。幅約6メートル奥行き約18メートル、高さ約7メートルの箱形で、国立新美術館の野外展示場に再現され、壁に開けられた十字のスリットから、打ち放しコンクリートの禁欲的な空間に差し込む光が味わえる。

 約7千万円の建設費には入場料収入なども充てる予定だが、基本的に安藤さんの事務所で負担する。

 安藤さんは、「建築は人の心に残ることが大切なので、実際の空間を体験してほしかった。これまでの建築展ではできなかったことをやってはどうか、こんな馬鹿げたことをする人間がいるのもいい、という思いもあった」と話している。展覧会は12月18日まで。(編集委員・大西若人

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