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 全国有数のサンマの水揚げで知られる女川町のJR女川駅前で24日、20回目の「おながわ秋刀魚(サンマ)収獲祭」があった。不漁の中、三陸のほかの地域などからサンマをかき集めて、例年通りの開催につなげた。約2万5千人が、秋の味覚に舌鼓を打った。

 女川のサンマの今季初水揚げは今月20日。例年より2週間ほど遅く、収獲祭実行委員長の石森洋悦さん(61)によると、量も「前年同期の1~2割くらいではないか」という。目玉の1万匹の炭火焼きや5千食のつみれ汁の無料提供は例年通り行われたが、20匹を1千円で提供する格安販売は中止された。

 炭火焼きのコーナーでは、網に並んだ銀色のサンマから香ばしい匂いがたちこめ、来場者が列を作った。昨年から炭火焼きのボランティアに参加している仙台市青葉区の会社員、友光達人さん(32)は「気仙沼では祭りが中止になってやきもきしたが、脂の乗ったサンマが提供できてよかった」と話した。(桑原紀彦)