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■酒場で 2017衆院選

 歌手の島倉千代子さんが4年前に亡くなったとき、東京のあるスナックでは代表曲「人生いろいろ」を流した。酸いも甘いも知り尽くしたホステスたちが客と一緒に「いろいろ~」と大合唱したという。

 「でも今回の選挙は、いろいろありすぎて……」。宮城県気仙沼市の田谷(たや)地区で酒場「里(さと)」を切り盛りする小野寺さと子さん(63)は、ややうんざりした表情だ。突然の解散、小池新党の誕生、民進党の混乱、さらにまた新党結成への模索。激しく揺れ動く政局についていけないという。

 気仙沼名産「モウカのホシ」を頼んだ。ネズミザメの心臓だ。生臭くなくコリコリとした歯ごたえ。小野寺さんと話しながら、コバンザメが目に浮かぶ。与党か新党か。議席ほしさにちょこまか動き回る政治家らの姿が重なる。

 元々はスナックのママ。40年…

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