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 スイス・ジュネーブで24日に始まった水俣条約の第1回締約国会議(COP1)で、胎児性水俣病患者の坂本しのぶさん(61)=熊本県水俣市=が「水俣病は終わっていません。女性と子どもを水銀汚染から守って下さい」と訴えた。

 坂本さんは開会式典で水俣からの参加者として紹介され、その後の総会で発言した。国際的な環境NGOネットワークの関係者が「NO MORE MINAMATA」と書かれたリーフレットを手に見守り、坂本さんが話し終えると大きな拍手が湧き起こった。28日昼の「水俣への思いを捧げる時間」でもスピーチする。

 坂本さんは中学3年だった1972年、国連人間環境会議が開かれたスウェーデン・ストックホルムを訪れ、水銀被害の深刻さを身をもって世界に伝えた。今回の欧州訪問はそれ以来45年ぶり。(ジュネーブ=奥正光)