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 全国で保育園などを運営する社会福祉法人「夢工房」(兵庫県芦屋市)の前理事長が、補助金をだまし取った可能性が高いとして、同県姫路市は前理事長(懲戒解雇)を今月中にも詐欺の疑いで、県警に刑事告訴する方針を決めた。

 姫路市などによると、夢工房が運営する「姫路保育園」(同市)は2013~15年度、前理事長の母親を園長として登録。園長の勤務の約80%は架空勤務だったが、常勤の保育所長を置いた際に加算される補助金などを不正受給した疑いがある。不正受給額は約3700万円に上り、市はうち数千万円が詐欺罪に問えるとみて額の特定を進める。

 夢工房は不正受給した約3700万円を16年に市へ返還したが、市は金額が多額で、社会福祉法人の不正は看過できないと判断し、刑事告訴することにした。

 市によると、夢工房は15年8月に市の定期監査で、当時の園長らの出退勤記録に不自然な点が見つかり、補助金の不正受給が判明。夢工房は今年1月、前理事長ら6人を懲戒解雇した。