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 プロ野球・巨人の沢村拓一投手(29)の故障が球団トレーナーのはり治療での施術ミスによる可能性があると10日に発表した巨人に対し、全日本鍼灸(しんきゅう)学会など9団体はこのほど、公開質問状を同球団に送ったと発表した。はり治療が原因で神経まひが起きたと報道され、患者や鍼灸師らに不安が広がっているという。今後の事故防止のためにも具体的な施術内容や、はり治療が原因との判断に至った経緯の説明を求めている。

 沢村投手は今季の開幕前から右肩の状態が上向かず、複数の医師の診察を受けたところ「長胸神経まひ」と診断された。2月のキャンプ中にトレーナーから受けたはり治療が一時的な機能障害を引き起こした可能性があるとの所見が出たため、球団は9月9日に鹿取義隆ゼネラルマネジャー(GM)らが、沢村投手に謝罪していた。

 川崎市に住む鍼灸師の男性(32)は「はりの太さや深さにもよるが、神経にがっつりあたったら、普通は耐えられない。因果関係をはっきりしてほしい」と話す。施術中にも、この件が話題に上がり、患者からの相談も増えているという。

 球団広報部は質問状に対して「現在、対応について検討しています」とコメント。今週中にも担当者同士が直接会って、経緯が説明される予定という。