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 関西空港を離陸したアムステルダム行きのKLMオランダ航空(ボーイング777型)の機体の一部が落下し、走行中の乗用車を直撃した事故で、国の運輸安全委員会の航空事故調査官は25日、関空内の同社事務所で聞き取り調査をした。

 事故は23日午前11時ごろ、大阪市の上空3千メートル以上を飛行中に起きた。右主翼の付け根部分のパネル(縦横各約1・1メートル、重さ約4・3キロ)が落下し、同市北区の国道1号を走行中の乗用車を直撃した。運転していた女性(51)と同乗者にけがはなかった。

 調査した日下(くさか)順詞調査官によると、パネルは空気の流れを一定にする整流板で、通常は固定されていて動かない仕組み。今後、原因のほか、運航や点検、整備の状況について調べるため、機体が保管されているオランダの同社本社などと連絡を取りながら進めるという。

 日下調査官は「あらゆる可能性を否定せず、幅広く情報を収集し、再発防止に向けて調査する」と話した。