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 名古屋市中区錦3丁目の老舗眼鏡専門店「玉水屋」が11月30日、創業266年の歴史に幕を下ろす。日本の眼鏡小売業の草分け的な存在として業界をリードしてきたが、量販店による価格競争や建物の老朽化などからやむなく店じまいする。8代目社長の津田節哉さん(79)は「一人ひとりの目にあった、眼鏡づくりを精いっぱいしてきたが残念」と話す。

 京都の商家で番頭を務めていた創業者の千歳屋佐兵衛は1751年、独立して名古屋へ移住。巾着やキセル入れなど、紳士向けの小物を扱う店を開いたのが玉水屋の始まり。今で言えば、ハンドバッグやアクセサリーを扱うブティックのような存在だ。

 日本に初めて眼鏡を伝えたのは、宣教師フランシスコ・ザビエルとされる。玉水屋ができる200年前の1551年ごろ、周防国(現在の山口県)の大名に献上したという。

 佐兵衛は、家業を営む傍ら、名…

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