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 大阪市の吉村洋文市長は25日、姉妹都市の米サンフランシスコ市に建てられた旧日本軍の慰安婦像をめぐり、現地の市営公園に組み込まれれば「姉妹都市関係は解消する」と述べた。市役所で報道陣に語った。

 大阪市によると、像は今月22日にサンフランシスコ市の市営公園に隣接する土地に中国系米国人らの民間団体が建てた。同市は今後、像のある土地を取得して公園の一部にする方針。像の碑文に「数十万人の女性が性奴隷にされた」とあり、吉村氏は「日本政府の見解と違う。一方的な主張に基づく日本バッシング」と主張した。今月中にも抗議の文書を送るという。

 両市は1957年10月に姉妹都市になった。市民の語学交流や市長の相互訪問を続け、60周年を迎える来月にはサンフランシスコから市民の代表団が大阪市を訪問する予定だが、吉村氏は「サンフランシスコ市が市の意思として(慰安婦像を)受け入れるなら、笑顔で握手できる関係じゃない」と姉妹都市解消の可能性に言及した。

 サンフランシスコ市議会は2015年9月、慰安婦像の設置を支持する決議案を採択。橋下徹・前大阪市長と吉村氏はこれまで計5回、サンフランシスコ市に抗議の文書を送っている。(半田尚子)