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 シャープは26日、自社のオーブンなど調理家電で有名店の料理がおまかせでできるサービスを始めると発表した。家電にはネットで加熱時間などが設定され、カットされた食材が自宅に届く。シャープはこのサービスを調理家電の販売増につなげたい考えだ。

 新サービスは「ヘルシオデリ」。10月19日に始め、2~3人前の料理1品が送料込み3800円(税別)から。北海道、四国、九州は追加の送料が300円(同)かかる。料理のメニューは飲食店情報サイトを運営する「ぐるなび」(東京都)と組み、人気店の料理人がつくる。食材の調達や下ごしらえは食品宅配「タイヘイ」(千葉県匝瑳(そうさ)市)が担い、宅配便で届ける。

 利用者は、料理をスマートフォンなどを使って選び、ネット経由で食材を注文する。オーブンや自動調理鍋に加熱時間や温度などが自動的にダウンロードされる。自宅に届いた食材を調理家電に入れ、メニューを選ぶだけで料理ができる。料理は初めは14種類で、追加していく。

 共働き世帯を中心に調理の「時短化」へのニーズは強いとみており、シャープはこの事業を2020年度までに売上高200億円規模にするのが目標だ。調理家電の販売増も期待しており、長谷川祥典専務執行役員は「サービスと機器で相乗効果が狙える」と話す。

 調理家電と一緒に食材などを売る事例は以前からあり、シャープも一部取り組んでいた。シャープは、家電とIoT(モノのインターネット)を組み合わせることで、裾野がさらに広がると見込む。(岩沢志気)