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 福岡県田川市が福岡市の業者に委託している中学校の給食で、1学期に6校で計41件の異物混入があった。福岡市内の工場で調理し、弁当箱に詰めたうえで学校へ運ぶ方式。田川市教委によると、異物は髪の毛や羽虫などで、製造過程で入ったとみて業者に改善を促したという。業者は「チェック態勢が不十分だったと思う。申しわけございません」と話している。

 市教委によると、この業者による給食は今年4月から始まった。市立中8校のうち小中一貫校1校を除く7校が対象で、教職員分を含めて1日あたり計1300食が作られている。

 1学期の給食は4月10日~7月12日の計64日間。7校のうち6校から異物混入の報告があった。内訳は、髪の毛など糸状のものが34件、虫が5件、プラスチック片1件、フッ素樹脂片1件。虫は小バエや蚊などの羽虫。プラスチック片は約1センチ四方で何の部品かは不明。フッ素樹脂片は業務用調理機器のコーティングに使われている。

 当初から異物の報告が続いたため、市教委は4月末に工場を視察し、改善を促した。その後、業者の依頼したコンサルタントの助言で、ヘアネットのタイプを変更し、防虫カーテンの設置などの対策も順次施したという。2学期に入ってからの異物の報告はいまのところ白い糸状のもの1件という。

 同じ業者による給食は福岡県内では、大野城市と新宮町、須恵町の中学校でも提供されている。1日平均で、大野城市が5校で計500食、新宮町が1校で計500食、須恵町が2校で計185食。異物混入は今年度、大野城市で3件、新宮町で10件、須恵町で2件報告されている。