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 京都・七条にある「耳塚」。16世紀末の豊臣秀吉の朝鮮出兵で、日本の武将が「戦功のあかし」に持ち帰ったという朝鮮の人々の耳や鼻が、供養されている。

 そばにある築約95年の京民家を拠点に、この耳塚や、丹波のマンガン鉱山に関する資料をNPO法人が集めている。「歴史を風化させず、記憶したい」と話す事務局長の李順連(イスンヨン)さん(55)は、22年前に62歳で急逝した父の思いを継ぐ。

 父の李貞鎬(イジョンホ)さんは戦前、朝鮮半島から家族と京都に渡り、長年、マンガン採掘の仕事に携わった。高度成長期を経て次々と閉山したが、大勢の朝鮮人が味わった辛苦の歴史は埋没させまいと、晩年、職業病のじん肺と闘いながら、同胞の元坑夫や遺族を訪ね、聞き取りを重ねた。

 炭鉱労働など朝鮮人の戦時動員…

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