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(26日、巨人3―0ヤクルト)

 巨人の中井が球団の歴史に名を刻んだ。四回1死。内角の速球を引きつけて、くるりと腰を回転させてとらえると、打球は左翼席へ。これがプロ野球史上初となるチーム通算1万本目の本塁打となった。「すごく光栄なことだけど、少し複雑。僕でよかったのかなっていう思いもあります」

 ふだんは、代打や内外野はどこでも守れる守備が魅力の控え選手。この日は8試合ぶりの先発出場だった。記念の一発は、プロ10年目で自身10本目の本塁打だった。手応えは完璧だったが、「あっ、(入ると)やばい!」と遠慮する思いもあったという。それでもファンから拍手を浴び、「みんなに喜んでもらえてよかったです」。ベースを1周すると、手渡された記念ボードを照れ臭そうに掲げた。

 ○高橋監督(巨) 中井がチーム通算1万本目の本塁打を放ったことに、「紙面上はもう少し名前のある選手が打った方がよかったのでは」と苦笑い。

 ○菅野(巨) 17勝目を挙げ、最多勝のタイトルを確実に。「0点に抑えることだけを考えてマウンドに上がった」

■巨人の主な記念本塁打

(左から号数、打者、日付・対戦相手)

1号 中島治康 1936年7月15日タイガース戦

1000号 土屋正孝 56年4月29日大洋戦

2000号 王貞治 65年5月7日国鉄戦

3000号 王貞治 72年6月9日阪神戦

4000号 柳田真宏 78年9月10日広島戦

4500号 原辰徳 82年5月21日ヤクルト戦

5000号 槙原寛己 85年6月28日阪神戦

6000号 駒田徳広 92年8月17日ヤクルト戦

6500号 松井秀喜 96年7月14日横浜戦

7000号 二岡智宏 99年8月31日中日戦

7500号 高橋由伸 2002年6月23日広島戦

8000号 ローズ 04年7月25日横浜戦

9000号 ラミレス 10年5月9日横浜戦

10000号 中井大介 17年9月26日ヤクルト戦

※タイガースは現阪神、大洋と横浜は現DeNA、国鉄は現ヤクルト