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 国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)の年次総会が26日、中国・北京で始まった。開幕式で演説した習近平(シーチンピン)国家主席は、発展途上国の要員や設備に対する独自の支援策を発表した。治安面で中国の国際的な影響力を強化する狙いもありそうだ。

 支援策は、中国公安省下に「国際法執行学院」を設立し、今後5年間で法執行に携わる警察官など2万人の研修を受け入れるほか、100カ国でICPO通信システムの改修などを支援するなどの内容。

 習主席はテロやサイバー攻撃などを例に挙げ、「治安問題は政治や経済、民族、宗教が複雑にからみ、単純な手段では解決できなくなっている。国境を越え、多様化した問題には、世界各国の協力が必要だ」と訴えた。

 ICPOは昨年の総会で中国公安省の孟宏偉次官を中国人初の総裁に選出した。国際人権団体からは「海外に逃れた中国の反体制派を摘発する政治的な目的のためにICPOが使われるのではないか」といった懸念も出ている。(北京=延与光貞)

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