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 新党「希望の党」を立ち上げ、代表に就いた小池百合子・東京都知事に対し、都議会で26日、自民党や公明党などから批判が相次いだ。首都のトップと国政政党の党首を兼ねることに対し、都政の与野党双方から疑問を突きつけられた。

 「東京への思いや愛情が感じられない」。同日の代表質問に立った自民会派の秋田一郎幹事長は、知事と党首の「二足のわらじ」を履こうとする小池氏に不満をぶつけた。

 自民は都政で小池氏と対立を続け、7月の都議選では小池氏率いる都民ファーストの会に惨敗。衆院選でも希望の党と対決する見込みだ。秋田氏は小池氏の姿勢を都政軽視とみて「知事の思いがこの瞬間も別の所にあるのではとの懸念がぬぐい去れない」と続けた。

 都議選で都民ファーストと協力し、都政で小池氏を支える公明会派の谷村孝彦幹事長代行も「都民が知事に期待したことは、都政に専念し、改革を推進することだ」と指摘。衆院選で同党と希望の党が各地で争えば、関係に影響が生じかねないだけに、小池氏に対し、「都政を踏み台にするかのような報道があることは非常に残念。都民のために汗を流していくことを強く希望する」と釘を刺した。

 自民、公明ともに代表質問に盛り込んだが、答弁は求めず、小池氏も発言しなかった。一方、小池氏は都議会で憲法9条の改正への賛否を問われ、「9条にとどまらない。地方分権についての記述も極めて不十分と言わざるを得ない」と答弁した。(石井潤一郎)

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