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 イタリアで8~9月に行われた新体操の世界選手権で、日本勢の個人として42年ぶりのメダルとなる銅メダルに輝いた皆川夏穂(イオン)が26日、東京都内で記者会見し、「世界の大舞台で3位の評価をもらえてうれしい。東京五輪に向けてまだまだ技の正確性を磨いていきたい」と話した。

 ロシアのモスクワを拠点に生活する20歳の皆川は、28日から10月1日まで4日間にわたって東京体育館で開かれる世界新体操クラブ選手権・イオンカップに出場するため、一時帰国した。「久しぶりの日本での試合。自分が今まで練習してきたことを最大限見せて、新体操の美しさや魅力を伝えたい」

 モスクワに渡って約4年。新体操の練習のほか、ロシアで盛んな芸術を多く見に行き、自らの演技に生かそうと努力している。大好きなバレエ「白鳥の湖」からは優雅な動きを学び、サーカスからは緊張の中で失敗せずに演技を行う大切さを教えられたという。

 新体操が中心の生活だが、そこはまだ20歳の若者。日本が恋しくなることもある。「煮物とか和食が食べたくなることもあります」。自身7回目の出場となる今回のイオンカップが終わったら、「地元(千葉)の友達と遊んだり、気持ちのリフレッシュもできたらいいなと思う」。

 モスクワで落ち込んだ時は、動画投稿サイトやDVDで大好きな「三代目 J Soul Brothers」を見るという。世界選手権で銅メダルを取った個人種目別フープの演技直前には、ヒット曲「ハッピー」を聞いて、自らの気分を高めたとも明かしてくれた。「去年はイオンカップが終わった後、ライブに行った。今年も(チケットに当選したら)行きたいです」とにっこり。マットの上で見せる優雅な姿とは違った一面をのぞかせた。(平井隆介