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 安倍晋三首相が28日に踏み切る衆院解散。「疑惑隠し」や「大義なし」と野党が批判するなか、首相は少子高齢化と北朝鮮情勢への対応が必要だとして「国難突破解散」と名付けた。識者たちはどう見るのか?

 コラムニストの小田嶋隆さん(60)は、疑惑の説明責任から逃げているとして「トンズラ解散」と名付けた。「森友・加計学園問題の追及を何とか避けたい、さらし者になるのは耐えられない、ということだろう」

 安倍首相が設定した「与党で過半数」という勝敗ラインも疑問だ。「過半数を保てれば説明責任を果たした、国民の信任を得た、と言いたいのだろう。みそぎは済んだというお墨付きが欲しいだけではないか」

 首相や内閣の権限に詳しい上田健介・近畿大学教授(憲法)は「もやもや解散」と表現する。「1カ月ほどの国政の空白というデメリットはあるが、民意を反映させる肯定的な面もある」と解散に理解も示す。ただ、「北朝鮮情勢が不安定な中、争点は安全保障なのか、経済か、憲法改正なのかが不明確。選挙を経て政治をどう進めようとしているのか」と指摘。「選挙戦では与野党ともに有権者に説明を重ね、『不透明さ』を解消することが大事だ」と強調する。

 「宣伝会議」元編集長で、PR…

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