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 「国を持たない最大の民族」と呼ばれるクルド人主体の自治政府、クルディスタン地域政府(KRG)のバルザニ大統領は26日、25日に実施したイラクからの独立を問う住民投票で、賛成票が多数を占めたとして「勝利」を宣言した。一方、投票を違憲としてきたイラク政府は、KRG域内での国際便の発着を禁止すると警告。対立が先鋭化している。

 KRGの選挙・住民投票委員会のこれまでの集計では、投票率は72・16%だった。開票結果は27日中に発表するとしている。地元メディアは賛成が9割に達する可能性があるとの見通しを伝えた。

 バルザニ大統領は26日のテレビ演説で「我々は新たなステージに入った。投票した数百万の意思を尊重すべきだ」と述べ、イラク政府に対し、KRGの独立に向けた協議に応じるよう求めた。

 一方、イラク政府は26日の閣議で、住民投票の結果を認めない方針を確認。さらに、KRGが中心都市アルビルと東部スレイマニアの空港管理をイラク政府に移譲しない限り、29日から国際便の発着を禁止する措置を取ると決めた。

 KRGが望む独立に向けた交渉…

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