[PR]

 今年3月、栃木県那須町で登山講習中の大田原高校の生徒7人と教員1人が亡くなった雪崩事故は27日、発生から半年が経った。現場近くのスキー場のそばに設置された献花台には、朝早くから遺族らが花束を手に訪れ、事故現場に向かって手を合わせた。

 午前6時35分ごろ、亡くなった鏑木悠輔さん(当時17)の両親と悠輔さんの姉が献花台を訪れた。すでに供えられていた花束を見た母親の恵理さん(50)は「こんなに人が来てくれたんだね」。3人は「悠輔大好きだよ」というメッセージを添えた花束を手向け、静かに約20秒間手を合わせた。

 父親の浩之さん(51)は「安らかに眠って、家族を見守っていてねと声をかけた。8人の命を無駄にせず、こんな悲惨な事故が二度と起きないようにしてほしい」と話した。事故を巡っては県教委の事故検証委員会が来月、原因や再発防止策をまとめた最終報告書を出す予定。栃木県警は業務上過失致死傷容疑で捜査している。(若井琢水)