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 東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業現場へ無許可で作業員を派遣したとして、警視庁は27日、指定暴力団山口組系組幹部の男(48)ら数人を、職業安定法違反(無許可有料職業紹介事業)などの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

 警視庁は、作業員の日当の一部が暴力団の資金源になっていた疑いがあるとみている。捜査関係者によると、男らは2014年以降、有料の職業紹介事業の許可を得ていないのに、福島県内での除染作業の仕事を複数の作業員に紹介し、現金を受け取るなどした疑いがある。

 除染を巡ってはこれまでも、違法に作業員を派遣したとして2013年1月に住吉会系組員が、15年8月には山口組系組員が逮捕されるなど、暴力団の摘発が相次いだ。警察は、いずれも作業員の日当の一部をピンハネし、資金源にしていたとみる。