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 旅客機の機体のパネルが27日朝、茨城県稲敷市江戸崎甲の鋼材加工メーカーの敷地内で見つかった。けが人や建物への被害はなかった。国土交通省成田空港事務所は点検窓のふた(アクセスパネル)とみており、どの飛行機が落としたものか調べている。

 見つかったのは縦30センチ、横147センチ、重さ3・14キロの台形の白いパネル。場所は成田空港のB滑走路に北側から着陸する際の飛行ルート近くで、霞ケ浦の東、日本中央競馬会の美浦トレーニングセンターの南という。

 パネルが見付かった野村鋼機茨城支店・関東スチールセンターの佐々木弘センター長は「電気室と事務室の間に落下していた。けが人も建物への被害はなく、いつ落下したものかも分からない」と説明。「遊覧飛行をする軽飛行機のものかと思っていた。まさか大型の飛行機のものだったとは……」と話す。

 成田空港に発着する飛行機では7、8の両日、全日空の同じ機体から脱出用スライドを収納するパネルが落下する事故が起きていた。

 一方、27日夜、今回見つかった部品を確認したANA整備センター品質保証室品質企画部の奥貫孝リスクマネジメントチームリーダーは「(7、8両日に)脱落した部品と同じもの。番号などから当社のものであるか、持ち帰って確認を急ぎたい」と話した。

 この部品落下については成田市が20日、国土交通省航空局や成田国際空港航空会社運営協議会などに点検整備の徹底を求める要望書を提出していた。(根岸敦生