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 臨時国会冒頭で衆院を解散した安倍晋三首相に抗議するため、国会周辺には28日、安全保障関連法に反対してきた市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」などのメンバーが集まった。「憲法改悪許さない!」「アベ政治NO!」といったカードを掲げ、「改憲させない」「戦争させない」などと声をあげた。

 「党利党略の解散強行は絶対に許せない」と訴えようと、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)などが集会開催を呼びかけていた。山口二郎・法政大教授や、「共謀罪NO!実行委員会」の海渡雄一弁護士らが主なメンバー。

 全国労働組合総連合(全労連)の小田川義和議長(62)は「解散しなければ行政が滞る状態とは思えない。何が争点か見えないまま、野党の質問も受けずに解散するのは国政の私物化だ」と訴え、市民と野党の協力を呼びかけた。

 大阪市から来た山川義保さん(55)は「(安倍首相は)北朝鮮の危機を強調して『国難』とあおっているが、森友・加計問題を隠したいだけだろう。改憲の意向だけ示しても、中身が何も見えない」と話した。(清水大輔)