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 高尾紳路(しんじ)名人(40)に、七冠復帰を目指す前名人の井山裕太六冠(28)が挑戦する第42期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)第4局が2日、石川県小松市の旅館「旅亭懐石(りょていかいせき)のとや」で始まる。これまでは名人が先勝した後、挑戦者が接戦を制して2勝しており、シリーズの流れを左右する重要な一局だ。

 囲碁名人戦42年の歴史で石川対局は初めて。両対局者は1日、小松市に到着。源義経と弁慶の逃避行を描いた歌舞伎「勧進帳」の舞台として知られる「安宅(あたか)の関(せき)」や、難関突破の守護神という安宅住吉(あたかすみよし)神社を訪問した。現地での前夜祭で井山挑戦者は「小松市で対局するのは初めて。食べ物も温泉も素晴らしいと聞き、楽しみにしていた。第4局は私にとって大変な難関。神様のお力もお借りして難関突破できるよう頑張る」、高尾名人は「石川県は、私が師匠(故藤沢秀行名誉棋聖)に『おまえも一杯呑(の)むか』と言っていただき、初めて一緒にお酒を飲んだ場所。石川県のファンです。温泉に入って疲れもふっとびました。明日から良い碁を打てそうです」と話した。

 対局は持ち時間各8時間の2日制。高尾名人の先番で午前9時から始まり、3日夜までに決着する。立会人は羽根泰正九段。

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 会場の「旅亭懐石のとや」で3日午後2時から大盤解説会を開きます。解説は下島陽平八段、聞き手は金賢貞(キムヒョンジョン)四段。無料。先着100人。また、3日午後4時から東京・市ケ谷の日本棋院で大盤解説会があります。解説はアンティ・トルマネン初段。2千円。3日午後5時から大阪・梅田囲碁サロンで大盤解説会を開きます。解説は後藤俊午九段、聞き手は種村小百合二段。500円。対局の模様は朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/igo/)でも随時お伝えします。

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