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 香港で2014年、民主的な行政長官選挙の実現を求めて、若者が中心部の道路を占拠した大型デモ「雨傘運動」の開始から28日で3年がたった。香港では記念集会が開かれたが、参加者は数百人にとどまった。

 政府庁舎が集まる香港島の金鐘(アドミラルティ)で28日夕、雨傘運動の精神の継続を求める団体が主催したデモが開かれた。「真の普通選挙を求める」という横断幕を掲げ、雨傘運動でリーダーを務めた学生団体幹部(当時)3人が8月に実刑判決を受けて収監されたことを批判した。

 雨傘運動では2カ月余りにわたって道路を占拠したが、中国は若者の要求を認めなかった。香港の若者の間では、「デモに参加しても何も変わらない」という失望感が広がった。一方、一部の急進的な学生は新学期が始まった9月、各大学の構内に香港独立を求める横断幕を掲示。林鄭月娥(キャリーラム)・行政長官が厳しく批判する事態になっている。(広州=益満雄一郎)