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森喜代子さん(1931年生まれ)

 胸元の黒い大きなリボンと、太めのひだのスカート。県立高等女学校で青春時代を過ごした長崎市鳴滝の森喜代子(もりきよこ)さん(86)は、自慢の制服を懐かしむ。「かっこよかったですね。街に出た時は、大いばりでした」

 学校で友達とおしゃべりし、図書館で借りた本を読み、恋にあこがれた。そんな、今の高校生と変わらない生き生きとした少女の日常も、次第に戦争の色に染まっていった。

 1943年の入学当初はスカートをはいたが、2年生になった頃からは、もんぺで登校するようになった。3年生になり、三菱兵器住吉トンネル工場に動員されると、長袖の私服ともんぺで働いた。

 45年8月9日、体調が悪く工場を休んだ森さんは、鳴滝の自宅で被爆。学校が再開すると、大好きな先生や大勢の生徒が亡くなり、制服を着る当たり前の日常も消えていた。「私たちは戦争が災いしてあまり良いことがなかった。生まれ変われるなら、戦争のないときに生まれたい」

 森さんは7人きょうだいの3人…

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