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 民進党の前原誠司代表は28日の両院議員総会で、衆院選の立候補予定者が離党して新党「希望の党」(代表=小池百合子・東京都知事)に合流する方針を提案し、了承された。衆院選後に参院議員らも合流する考えだ。朝日新聞のまとめでは、引退を表明した人を除く民進前職81人のうち、7割超の62人がすでに合流の意向を示している。一方、希望の党内では、小池氏が知事を辞職し、衆院選に立候補する構想が検討されている。

 両院議員総会では、前原氏が「どんな手段を使っても安倍政権を止めなければいけない。名を捨てて実を取る決断をご理解いただきたい」と説明。①民進の公認内定は取り消す②民進の立候補予定者は「希望の党」に公認を申請し、「希望の党」との交渉及び当分の間の党務については代表に一任する③民進は候補者を擁立せず、「希望の党」を全力で支援する――との3点を提案した。

 出席者からは、「離党を強制するのはどうか」「明らかに選挙目当てとみられる」「希望に行く人は行って、残る人は残って選挙をやるべきではないか」などと、疑問点をただす声が相次いだ。前原氏は「これから私と小池さんの間で(希望の党の)公認と政策のすり合わせを行っていく」と理解を求めた。前原氏は無所属で立候補する方針だ。

 一方、小池氏は同日午後、日本記者クラブ(東京・内幸町)で記者会見し、前原氏の対応を「重い決断だ」と評価。「仲間として入るかどうかは、これからの作業」として公認申請者を選別する考えを改めて示し、「(憲法改正や安全保障政策に関する党の考え方に)賛成しない人はアプライ(申請)しないのではないか」と述べた。

 民進が連携を模索していた自由党は、小沢一郎代表が無所属で出馬。元職や新顔の立候補予定者が離党して希望の党に公認申請する方向で調整を始めた。日本維新の会は、希望の党と候補者調整を進める方針だ。