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 中国からインドネシアへ初めて貸し出されたパンダ2頭が28日朝、首都ジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ国際空港に到着した。ジャワ島西部ボゴールの高原にある動物園「タマン・サファリ」で11月にも一般公開される予定だ。

 パンダは、オスのチャイタオ(彩陶)とメスのフーチュン(湖春)で、いずれも7歳。貸出期間は10年間。レンタル料の代わりに、インドネシアに生息していて絶滅の恐れがあるコモドオオトカゲ2頭を中国へ貸し出す方針だという。

 インドネシアは経済面で中国への依存を深めている。一方、2年前に中国が受注したジャカルタ―バンドン間の高速鉄道建設に中国側が融資を認めず進展していないことや、南シナ海にあるインドネシア領ナトゥナ諸島の周辺海域の権益を中国側が一方的に主張していることに、不満を募らせてもいる。中国の「パンダ外交」が関係改善に奏功するかも注目されている。(ジャカルタ=古谷祐伸)