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 マレーシア政府は28日、「ミサイル発射実験により、朝鮮半島情勢が緊迫している」として、同国民の北朝鮮への渡航を当面禁止すると発表した。来月5日に平壌で開催予定だった2019年アジア・カップ最終予選の北朝鮮対マレーシア戦は延期が決まった。

 両国は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏が2月にマレーシアで猛毒を塗られて殺害された事件で関係が悪化。北朝鮮駐在のマレーシア大使館員ら9人が出国を一時禁止されるなどした。

 試合は当初、3月末に平壌で行われる予定だったが、マレーシア側が第三国での開催を要請し、いったん延期された。アジアサッカー連盟(AFC)は5月、マレーシア政府が北朝鮮への渡航を制限していないことを理由に、平壌での開催を再度決定していた。

 マレーシアは、相互にビザなし渡航を認めるなど、事件前までは北朝鮮にとって有数の友好国だった。だが相次ぐミサイル発射で北朝鮮が孤立を深める中、関係はさらに冷却化している。ナジブ首相は今月12日に米国でトランプ大統領と会談。「北朝鮮との外交的、経済的なつながりを見直すというナジブ首相の決意をトランプ大統領は歓迎する」との共同声明を発表した。(シンガポール=守真弓

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