[PR]

 同性愛やトランスジェンダーといった性的マイノリティーの人は、東日本大震災で様々な困り事を抱えていたが、その問題は見えにくかったといわれる。当事者の視点を踏まえ、災害時に誰もが安全に生活できることをめざす「多様な性を生きる人のための防災ガイドブック」が完成した。

 作成したのは秋田市に本拠を置く団体「性と人権ネットワークESTO」。仙台で活動するスタッフの内田有美さん(32)は、震災翌年、性的マイノリティーの80人以上にアンケートや聞き取り調査をした。

 男女別に分けられた避難所の設備が利用しにくかったり、同性パートナーとの避難に壁があったり、性暴力の被害を訴えにくかったり――。だが当事者たちは「災害だからしかたない」と感じ、最初から避難所に行かない人もいた。

 内田さんは「こうした問題は、…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら