[PR]

 イラク北部のクルディスタン地域政府(KRG)は28日、KRGが25日に実施した独立の賛否を問う住民投票に反発してイラク政府が打ち出した対抗措置を非難し、拒否する方針を決めた。

 イラク政府は、KRGが域内の2空港の管理権を引き渡さなければ、29日午後6時(日本時間30日午前0時)以降、2空港の国際線の発着を禁止すると通知。イラクの国民議会は27日、KRGが実効支配している油田のあるキルクークなどへ軍を派遣してイラク政府の統治を回復することなどをアバディ首相に求める決議案を採択した。

 地元メディアによると、KRGはこうした対抗策は、域内にいる市民を対象とした「集団的懲罰」だと非難。国際線乗り入れ禁止措置は、市民を抑圧するために空港を政治利用することを禁じた国際ルールに違反するとしている。(アルビル〈イラク北部〉=翁長忠雄)