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 歌手のクミコと作詞家・松本隆が気鋭の作曲家を迎えてラブソングを作るプロジェクト「クミコwith風街レビュー」のアルバム『デラシネ d●(eに鋭アクセント付き)racin●(eに鋭アクセント付き)』が発表された。呼びかけに応じた作曲陣は七尾旅人、吉澤嘉代子、横山剣、村松崇継、秦基博、亀田誠治、永積崇、つんくから菊地成孔まで9人。曲想も多彩な松本流の恋愛模様を、語り部のように抑えたクミコの歌声が鮮やかに浮かび上がらせる。発売日の9月27日、二人にインタビューした。

 伝説的シャンソン喫茶「銀巴里」でプロ活動をスタートさせたクミコと、屈指のヒットメーカーとして音楽業界のど真ん中を歩いてきた松本。二人は2000年、「大人のポップス」を目指してアルバム『AURA』を初めて共作した。今では「還暦をすぎた同志のような感覚」と松本が表現するような気の置けない間柄だ。

 聴く者の胸に潜めた感情を呼び覚ます表現力でファン層を広げてきたクミコだが、プロジェクトの滑り出しでは戸惑いもあったという。昨年、先陣をきってシングル曲として発表された「さみしいときは恋歌を歌って」(秦基博作曲)や「恋に落ちる」(永積崇作曲)は、恋の始まりの歌。「クミコはしきりに首をかしげていた。私が歌っていいんだろうかって」と松本。

 「自分にとっては過去のことを…

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