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 紅茶の産地として有名なインド東部ダージリン地方で6月から続いていた大規模なストライキが収束に向かっている。ストを率いてきた地元の政党が26日に終了を宣言した。ただ、茶園は雑草が生い茂り、通常の状態に戻すには数カ月かかるため、収穫の再開は来春以降になりそうだ。

 ダージリン地方のある西ベンガル州政府が州公用語のベンガル語の教育義務化を決めたことに、ネパール系が多数を占める住民らが反発、6月にストを始めていた。治安部隊との衝突で11人が死亡し、約90の茶園労働者10万人もストに加わった。茶園のほか学校や商店などが閉鎖されていた。

 ただ、住民にスト疲れが出ていたほか、中央政府のシン内相が26日、地元政党に問題を議論する公式な会合を開くことを約束したため、スト収束が宣言された。だが、地域ではまだ営業していない商店などもあるという。

 ダージリン地方では、ストが続いたために多くの労働者が別の地域に移った。茶園経営者でつくるダージリン茶協会のプラティーク・ポッダー会長は、取材に「茶の収穫は今年は難しい。次の収穫は3月か4月になるだろう」と語った。(ニューデリー=奈良部健)

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