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 農林水産省は29日、9月15日時点のコメのできばえを示す作況指数を発表した。全国は「平年並み」の100だったが、夏場の日照不足で栃木が「不良」、新潟や三重などが「やや不良」となった。作りすぎを抑える国の生産目標は3年連続で達成する見込み。

 平年の収穫量を100とする都道府県ごとの指数は、栃木が93、三重が95、沖縄が96、新潟が97だった。雨や低温が続いた東北や北関東は、実が十分に太っていない地域も多く、細かな地区ごとに見ると、青森、岩手の太平洋側や群馬北部なども95~98の「やや不良」だった。「やや良」は西日本中心に16道府県、「平年並み」は27都府県。

 農水省は作柄をふまえて、主食用米の収穫量を昨年より18万トン少ない731万トンと予想する。需要見通しは2017年7月からの1年間で752万トンとし、17年産の生産目標を735万トン以下としていた。日本のコメ消費量は年平均8万トンのペースで減っているが、補助金が多くもらえる飼料用米などへの転作で生産量も減っている。

 今年は夏の天候不順などで、新米は値上がり傾向にある。JAグループが地域ごとの農協からコメを買い取る価格は、秋田の「あきたこまち」(1等、60キロ)が昨年より1千円高い1万2300円など、各地で昨年を上回っている。ただ、作況指数が平年並みだったことで、値上がりには歯止めがかかりそうだ。(山村哲史)

 農林水産省が29日、9月15…

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