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(29日、Bリーグ 栃木78―64三河)

 守備で耐え、走ってチャンスをつかむ。顔ぶれが大幅に変わっても、初代王者・栃木の戦いぶりは変わらなかった。第1クオーター(Q)こそ攻撃がうまくかみ合わずにリードを許したが、第2Qに三河のミスから速攻を仕掛け、逆転。あとは点差を広げる一方だった。

 昨季チャンピオンシップ決勝の最優秀選手に選ばれた古川(現・琉球)ら、優勝メンバーを移籍や引退で多く失った。故障者を抱え、練習も満足にできない準備不足で臨んだ今月初めのアーリーカップは初戦の準決勝で千葉に大敗した。

 そんな中、新任の長谷川監督が選手に強調したのは「リバウンドとルーズボールに飛び込むこと」。その結果、得点につなげやすい攻撃時のリバウンドは三河の7に対して栃木は22。これが勝利を引き寄せた。「これからもっともっとチームとしての完成度を高めていく」と監督。王者が幸先よくスタートを切った。(伊木緑