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 香港立法会(議会、定数70)の議場で卓上式の中国国旗などをひっくり返したとして、国旗侮辱罪などに問われていた民主派の議員に対し、香港の裁判所は29日、罰金5千香港ドル(約7万円)の有罪判決を言い渡した。裁判官は「国旗の尊厳を傷つけたのは明らかだ」と述べた。

 この議員は中国に批判的な政党「熱血公民」の鄭松泰氏。鄭氏は昨年10月、親中派議員の机の上に置かれていた中国の国旗と香港の旗を次々にひっくり返した。弁護側は「ひっくり返しただけで、旗を焼いたわけではない」などと情状酌量を求めていた。

 香港立法会では昨年の選挙後、中国に批判的な議員6人が失職し、民主派は24議席にまで減少。鄭氏が失職すれば重要法案を否決できる定数の3分の1の議席を割り込む可能性があったが、議員を継続できる罰金刑で済んだため、親中派と民主派の構成に変化はない見通し。(香港=益満雄一郎)

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