[PR]

 中国共産党は29日、4大直轄市の一つの重慶市トップを7月に解任された孫政才(スンチョンツァイ)・前同市党委書記(54)の党籍を剝奪(はくだつ)し、公職から追放した上で司法送致とする処分を決めた。国営新華社通信などが報じた。党は孫氏について、関係者から巨額の財物を受け取った汚職行為のほか、機密漏洩(ろうえい)や性的堕落などの腐敗行為も列挙し、「党中央の信任と人民の期待に背き、社会への影響は極めて悪劣だ」と厳しく批判した。

 現職の党政治局員が摘発され党籍剝奪などの厳しい処分を受けるのは、2012年まで同市党委書記を務めた薄熙来(ポーシーライ)受刑者(収賄罪などで無期懲役刑)以来で、習近平(シーチンピン)指導部としては初めて。次世代リーダー候補とされた孫氏の政治生命は完全に絶たれた。

 決定によると、孫氏は他人に利益を与える見返りに巨額の財物を受け取ったり、親類の企業に巨額の利益を得させたりした。親しい人物を登用するなど人事で不正を行ったほか、組織の機密を漏洩したり、職権を利用した不適切な女性関係もあったとしている。

 「機密」の内容は不明だが、今春から消息不明の重慶市副市長が香港の女性に国家機密を漏らしたとされる疑惑が浮上しており、孫氏の関与も取りざたされていた。

 また党は、孫氏を「幹部に対す…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら