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 保育所を探す「保活」が今年も本格化し始めている。働くことと子育てを考えるイベント「WORKO(ワーコ)! 2017」(朝日新聞社主催、内閣府後援)が9月30日、東京・渋谷のヒカリエホールで開かれ、保活の対策などについて意見を交わした。

 認可保育所を希望しても入れない待機児童は2015年から3年連続増加しており、今年も保活が激しくなることが予想される。

 ツイッター上で「#保育園に入りたい」という投稿を呼びかけている天野妙さんは「認可園には入れないと思い込み、申し込みすらあきらめている人もいる。働きたい人の数を可視化するため、当事者が申し込み、声を上げていきましょう」と呼びかけた。

 認可保育所に入園するには、自治体に申し込む必要がある。希望者が多いと、世帯状況や入所待ちの期間などで加算されるポイントによって優先順位を決められる。

 片桐圭子・アエラ副編集長は、このポイントの基準が変わってきていることを解説。「早く育休を切り上げて認可外の保育園に預けて加算ポイントを稼ぐのが必勝セオリーと言われてきた」とする一方、「自治体によっては育休が長いと加算されたり、居住年数が長いと優先されたりと変わってきている」と説明した。

 また、スタイリストの大草直子さんも講演し、3人の子どもを育てながら働いてきた体験を語った。「今の若いお母さんはSNSから色んな情報が入ってきて、世の中からの輝きなさいというプレッシャーで追い詰められていると思う」と分析。そのうえで、「キャリアのピークは後に持ってきていいと思う。定年が長引くなか、30代が仕事人生のピークというのも悲しいじゃないですか。5年単位で目標を立ててみて」と子育てしながら働く親たちへエールを送った。

 イベントは昨年に続き2回目で、待機児童や育休後の働き方、ワンオペ育児など子育て世代の悩みに答えようと企画。子どもを連れた父母らのべ約4200人が参加した。

 NHKの11代目うたのおにいさんの横山だいすけさんのトークライブもあり、来場した乳幼児の元気な笑い声と泣き声が響いた。用意されたキッズスペースでは、新聞紙を使った工作や絵本の読み聞かせ会が開かれた。(田渕紫織)