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 北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会報道官は30日、米国の対北朝鮮政策に強く反発する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。トランプ米大統領も激しい言葉遣いで非難した。軍事関係筋によれば、同日現在、北朝鮮内で核やミサイルによる具体的な挑発の兆候はないが、依然緊張した状況が続いている。

 声明は、北朝鮮についてトランプ氏が「彼らは長くないだろう」とツイッターで批判したことを「非常に破壊的な軍事的放言」と反発した。また米国の独自制裁や戦略爆撃機B1Bの北朝鮮東方への派遣について「米国の地を丸ごと核の火の海にする自殺行為だ」と強く非難。「米国の無謀な挑発的妄動は、最終完成段階に入った我々の核兵力に対する極度の不安感に過ぎない」と決めつけた。

 その上で、「史上最高の超強硬措置」を警告した金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による声明を「最後通告であり、米国の狂った老いぼれを必ず火で鎮める超強硬的立場を厳粛に宣言した重大警告だ」と説明。トランプ氏に対して「自分も相手も知らずに無謀に暴れるほど、我が千万軍民の対米報復の熱気を倍増させ、最後の滅亡の時刻を早めるだけだ」と警告した。

 また朝鮮中央通信は30日、モスクワを訪れた北朝鮮外務省の崔善姫(チェソンヒ)北米局長が29日、ロシア外務省のブルミストロフ特任大使やモルグロフ次官と会談したと伝えた。崔氏は会談で「米国は対朝鮮敵視政策をやめるべきだ」と強調した。ロシア側は「朝鮮半島情勢を緩和するため、共同で努力する用意がある」と指摘したという。(ソウル=牧野愛博)

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