[PR]

(30日、オリックス9―7ソフトバンク)

 六回、突如アクシデントがオリックスを襲った。2番手右腕・小林慶祐が、ソフトバンク・高谷裕亮の打球を右まぶた上に受けて流血。そのまま倒れ込んだ。球場内の両チームのファンから「頑張れ小林」コールが起きる中、救急車で病院に搬送された。六回表が終わり、5点を追う劣勢に立たされていた。

 だが、直後の六回裏から1点ずつ追い上げ、3点差に迫った八回。打線が集中力を発揮した。代打・杉本裕太郎の適時打、吉田正尚の2点適時打で同点に。吉田正は「このままでは終われないという雰囲気を全員が感じていたと思う」。続く打者は4番マレーロ。前夜にプロ野球通算10万号を放った29歳が、中堅フェンス直撃の2点二塁打を放って逆転劇を完成させた。

 マレーロも言った。「彼のために勝ってあげたいという気持ちがあった」。全員の思いが一つになった勝利だった。

     ◇

 球団によると、小林は頭部CT検査の結果、脳に異常はなく、右まぶた上の打撲による裂傷と診断され、患部を8針縫った。

こんなニュースも