【動画】新潟東高校吹奏楽部=田中奏子撮影
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 10月下旬、1、2年生による新体制が始まったばかり。一部残った3年生の力を借りながら、来年のコンクールに向けて、新潟東高はスタートをきった。

 「力を抜いて伸び伸び吹こう」「ハーモニー意識して」「音を響かせよう」。練習では、あちこちから意見が飛び出す。その度に、「はい!」という大きな声が音楽室に響いた。

 金賞を目指して臨んだ9月の西関東吹奏楽コンクールは惜しくも銀賞。部長でサックス担当の田中真緒さん(2年)は、強豪校のレベルの高さを実感した。課題は体力だ。4小節間、音を伸ばせるように、ランニングを取り入れた。部長になったばかりで、「毎日が不安です」というが、「今まで以上にしっかりやりたい。まずは土台から」と、練習では人一倍大きな声を出していた。

 後輩のために、引退した3年生も毎日数人が練習を手伝う。副部長でユーフォ二アム担当の近藤友理さん(2年)は、「すぐに相談できるし、先輩の音を吸収することで上達できる」と話す。一方、副部長でパーカッション担当の藤井恵さん(2年)は、「頼ってばかりはいられない。私たちがしっかりしないと。やるからには全力を捧げる」と気を引き締めていた。

 元部長の南絢子さん(3年)は、「助けになれば」と受験勉強の合間を縫って参加。「練習はつらいけどあきらめないで続ければ、吹奏楽部にしかない達成感を味わえる」と、走り出した後輩にエールを送った。(田中奏子)