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 段ボールメーカーが「三重苦」にあえいでいる。原材料費と燃料費の上昇に加え、製造した段ボールを配送する運送費も上がっているためだ。業界団体も販売先に対し、異例の改善を求めている。

 10月上旬、大阪府守口市にある段ボール製造工場。段ボールメーカーから委託された運送会社の男性(52)が手作業でトラックの荷台に段ボールを積み込んでいた。「体力勝負の仕事」と男性は額の汗をぬぐった。夏場には、工場内やトラック内の気温が40度を超えるのはざらだ。

 段ボールメーカーは、主に運送会社に委託して段ボールを販売先の会社へ届ける。ここ数年は通信販売の急伸で、商品を運ぶ人手が不足して運送コストが上昇。加えて、販売先の企業側が時間を指定するなど配送への要求が厳しくなり、運送会社の負担が増えたという。運転手の確保がますます難しくなっている。

 このため、業界団体の全国段ボール工業組合連合会は、段ボールの販売先に対し、労働環境の改善を求める文書を初めて出した。短期間での少量の段ボールの発注などを見直すよう訴えている。山田晴康専務理事は「現状のままでは、必要な場所に段ボールが行き渡らなくなる」と強調した。

■中小2千社以上、激し…

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