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 生後2カ月の孫を揺さぶって暴行し死なせたとして傷害致死の罪に問われた祖母、山内泰子被告(67)の裁判員裁判の判決が2日、大阪地裁であった。飯島健太郎裁判長は「首もすわっておらず、抵抗できない乳児を強く揺さぶっており、同情する事情はない」として懲役5年6カ月(求刑懲役6年)の有罪判決を言い渡した。

 判決によると、山内被告は2016年4月、大阪市東淀川区のマンションで孫の佐伯彩希(あやの)ちゃんをゆさぶるなどして頭部に大けがを負わせ、急性硬膜下血腫などにより約3カ月後に死亡させた。当時、被告が一人で彩希ちゃんと2歳の姉の面倒を見ており、母親は外出していた。

 山内被告は逮捕直後から一貫して「やっていません」と否認、弁護人も「孫を可愛がっており、虐待の兆候も動機もない」として無罪を主張していた。

 しかし判決は、彩希ちゃんの脳障害は故意に外力が加えられたことによるものと指摘。「山内被告以外に強い衝撃を与えうる人物はいない。泣きやまないなどの理由で突発的に暴行を加える可能性はある」と結論づけた。