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 双葉郡8町村の住民らが集う「ふたばワールド」が先月30日、富岡町立富岡第一小と第一中の各校庭を会場に開かれた。東日本大震災を機に復活した郡内持ち回りの催しで、校舎の外壁に提げられた「おかえり」の横断幕が、郡外で避難生活を続けている人らを迎えた。

 各町村の名物を販売する飲食露店が並ぶ中、県立ふたば未来学園高(広野町)はふるさとの味を再現しようと、現在休業中の梅月堂菓子店(富岡町)の焼きまんじゅう「大倉山」を、葛尾村産の「凍(し)みもち」をヒントに完成させた「凍みもちパイ」と一緒に提供。店主に指導を仰ぐなどこだわり、味を懐かしむ女性もいた。

 店頭に立って接客を担った夏目大雅さん(2年)は「貴重な経験で勉強になった」。葛尾村出身の吉田貴幸さん(3年)は「凍みもちは小さい頃から好き。ふるさとの葛尾を多くの人に知ってほしい」と話した。(床並浩一)