[PR]

 東京都内で開かれていた国際シンポジウム「朝日地球会議2017」(朝日新聞社主催)が3日、閉幕した。3日間でのべ約5千人が参加し、地球規模の課題や技術の未来、民主主義の行き詰まりなど幅広いテーマで識者の議論に聴き入った。

 3日は、バーチャルリアリティー(VR=仮想現実)と芸術・文化の関わりについてのセッションなどが開かれた。演出家の宮本亜門氏が舞台にVRを生かした事例を紹介。「(VRを通じて)かえって人間の感性を高めていくことができる」と語った。特別講演したNTTコミュニケーション科学基礎研究所の上田修功氏は、大規模な人の流れの予測などに人工知能(AI)を活用した研究などを紹介。AIとビッグデータのセッションでは、AIに仕事を奪われる不安が広がることに対し、野村直之・メタデータ社長が「『なぜ?』と問いを発して自分で答えられる人は、50年くらいはAIには負けない」との考えを披露した。(斎藤徳彦)