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 2020年東京五輪・パラリンピックまで3年を切った。世界最大級のイベントに向け、各地の競技会場の地元では準備が始まっているが、思わぬ課題も浮上している。

トライアスロン会場、普段は遊泳禁止

 「雨が降った時が課題。対策を考えないと」。小池百合子・東京都知事も出席した7月の都の幹部会議で問題視されたのは、東京湾の大腸菌だった。

 湾に面したお台場海浜公園(東京都港区)はトライアスロンの水泳会場だ。だが、大腸菌が増えて、泳げる水質を定める国の「水浴基準」を満たさないことがあるため、ふだんは遊泳禁止。14年の都環境科学研究所の調査では、雨が3日間降らなかった後は基準をクリアしたが、大雨の直後は大腸菌がその時の約100倍に増え、基準を超えた。

 原因は下水道だ。都によると、長さ約1万6千キロに及ぶ東京23区内の下水道の約8割は雨水と汚水を一緒に流す「合流式」。通常は処理施設で浄化して川や海に放流するが、処理能力を超す大雨が降ると、一部では汚水がそのまま流れてしまうという。都は下水道の流水量を調節できる貯水施設の増設などを計画中だが、担当者は「汚水放流を完全に防ぐのは難しい」。

 お台場海浜公園では毎年、トライアスロンの日本選手権が開かれている。主催者の日本トライアスロン連合は国の水浴基準とは異なる独自の基準を設け、それをクリアしていることを確認して開催しているが、都は五輪選手の健康に影響が出る可能性を少しでも減らしたい考えだ。都は現在、同公園の水質調査の結果を分析中で、この調査でも問題があれば、具体的な対策を検討するという。(伊藤あずさ)

セーリング会場、コース案に不安

 江の島(神奈川県藤沢市)のセ…

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