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 愛知県東海市の介護施設で昨年12月、茶に睡眠薬を入れて従業員10人を体調不良にさせたとして、傷害の罪に問われた元従業員高屋律子被告(51)=同市=の判決公判が3日、名古屋地裁であった。山田耕司裁判官は懲役2年6カ月保護観察付き執行猶予4年(求刑懲役2年6カ月)を言い渡した。

 判決によると、高屋被告は昨年12月9日、施設の従業員用休憩室の容器に睡眠薬を混ぜ、茶を飲んだ男女10人に体調不良を起こさせた。山田裁判官は「処遇などに不満を募らせ、恨みを晴らそうと考え犯行に及んだ。行為は正当化できず動機は身勝手だ」と指摘。一方、「長期入院や後遺症が発現した被害者はおらず、大事に至ってはいない」と執行を猶予した理由を述べた。