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 浜松市の天竜川で2011年8月に川下り船が転覆して5人が死亡した事故をめぐり、東京高検は3日までに、業務上過失致死罪に問われた運航会社の元船頭主任・小山正博被告(68)を無罪とした東京高裁判決を覆すのは困難と判断し、上告しないことを決めた。関係者への取材でわかった。無罪が確定する。

 小山さんは事故を起こした船に乗っておらず、東京高裁は先月の判決で「同僚船頭のとりまとめ役に過ぎず、運航の安全責任者とはいえない」と指摘。禁錮2年6カ月執行猶予4年とした一審・静岡地裁判決を破棄し、無罪を言い渡していた。

 東京高検は高裁判決に明らかな憲法違反や判例違反を見いだせないと判断したとみられる。